このシンプルさがお料理を選ばず、また引き立てる役目を担っているような気がします。ただシンプルですが製作過程ではとても手が込んでいる器でもあります。
何の飾り気もないシンプルさが魅力です |
焼締は釉薬を使わない焼き物です。滑らかな釉薬がかかっていないため、どうしてもざらざらとした質感になります。それが魅力でもあるのですが、フキンで拭く際引っかけてしまうこともあります。
松村さんの焼締は焼いた後ペーパーをかけてさらに焼くという過程を何度か繰り返すことによって表面が滑らかな質感に仕上がっております。またこのことによって一般的な焼締ほど吸水性も少なく扱いやすく、さらに強度が損なわれずに重さも軽くなります。
焼締を初めて使う方にも心配なくおすすめできます。
下記の左の器が7年ほど使用している物、右が今回入荷した新しい物です。表面の質感がしっとりとしているのがわかれば・・少しわかりにくいですが使ううちにしっとりとして色味が濃くなっていきます。木のようにわかりやすくはないですが触れるとやはり違います。土なんだなと実感します。
左が7年ほど使用した物、右が今回入荷した新しい物です わかりにくいですが、表面の質感が使用している物のほうがしっとりしています |
染みこみなどが気になると伺いますが、上記のように徐々に全体がしっとりと変化していきます。最初は染みも気になりますが、長く使っているうちに全体も変化していきますので徐々に気にならなくなります。長い目でゆったりした気持ちでお使いいただけたら幸いです。
お使いはじめは数時間浸水させてからご使用を開始して下さい。
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