2011年8月19日金曜日

伊東正明さんの器

湯河原で作陶されている伊東正明さんのマグカップ、角プレートが入荷しました。マグカップは少し大きめで普段使いに丁度よい大きさです。
角プレートはワンプレートで少しずつお料理を盛ってお使いしたり、中央でメインのお料理を盛ったりと使い道がいろいろあり楽しめる器です。

伊東さんは地元のみかん農家から出るみかんの枝などを灰にして釉薬に使っています。地域に根付いているものを上手に使って出来上がる器は素朴で温かみがあります。

伊東さんは大学を卒業した後に出版社で編集の仕事をされていました。あるとき陶芸について取材することになり、その魅力にとりつかれたのだそうです。
最初は陶芸教室からとうとう窯を揃えて陶芸家に弟子入りするまでになった異色の作家さんです。

それぞれ作家さんは個性的ですが、伊東さんの陶芸に対するスタンスは興味深く感じます。ずっと芸術畑を歩いてきた作家さんとはまた異なる視点から器を作っていらっしゃる気がします。
ご自分を表現するのではなく、土や自然の色はこんな風だよと伝えていただいているようです。


氷雪マグカップ 2000円

底はこのような表情です
氷雪角プレート 4000円
こちらからご購入もできます
伊東正明さんの器

2011年7月22日金曜日

荒賀文成さんの粉引の器

粉引の器が好きな方は多いと思います。またその分粉引を作っていらっしゃる作家さんもとても多くいろんな個性的な粉引の器があります。

荒賀文成さんの粉引の器はとてもシンプルです。つややかな釉薬の雰囲気とろくろで作られたやわらかくすっきりした形が特徴です。お料理を盛っていただくとそのシンプルさがお料理を引き立てちょっと立派に見えるのがうれしいです。
荒賀文成 5寸たわみ鉢 2000円
少したわんだ形の鉢です 一人分のお惣菜に丁度よいサイズです

荒賀文成 4寸リム皿 1200円
家族分あるととても重宝な小皿です

荒賀文成 花器 12000円
枝物など似合いますがそのまま飾っても様になる花器です
こちらからご購入もできます
荒賀文成さんの器













2011年7月6日水曜日

甲斐のぶおさんの竹のスプーン

甲斐のぶおさんは大分県で竹を使ったカトラリーを作られています。見た目もとても滑らかで美しいカトラリーですが実際に使ってみるとその口当たりの良さに驚きます。先端がとても薄く口に入れたときにカトラリーの存在感がなくとてもおいしく食事が出来ます。

特にスプーンはとても気持ちよく使うことができヨーグルトやアイスクリーム、スープなどぜひ一度使っていただきたいと思います。竹はこんなに滑らかになるんだなと丁寧な仕事に驚きます。
よく深さがないのに大丈夫ですかお聞かれますがレンゲなどと異なりスプーンはあまり深さがあると反対に食べにくいものです。甲斐さんのスプーンは適度な深さだと思います。

当店では塗装品ではなく無塗装のものをお取り扱いしています。
塗装品より若干お安くなっています。


上からスプーンT02 21cm×3.8cm 1,407円
子供スプーン 15cm×3cm 882円
スプーン13cm 13cm×2cm 683円
スパイススプーン 10cm×1cm 473円
とても薄く口当たりが良いです

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甲斐のぶおさんのカトラリー

2011年7月5日火曜日

星耕硝子さんのピッチャー

暑い日が続いていますが今日は涼しげなガラスのご紹介です。星耕硝子さんは秋田でリサイクルガラスを使ってガラスの器を作られています。リサイクルガラスは工芸ガラスと異なり固まりやすいためそれぞれ表情が少しずつ異なりそれが何となく良いなと思います。繊細なガラスも綺麗で良いのですが普段気軽にお使いできる気安さがリサイクルガラスにはあります。

写真のピッチャーはこれからの季節に飲み物を入れて食事のときにテーブルに出したり、ワインなどを入れてデカンタ代わりに使ったり、花器としてお花を入れたりといろいろお使いできます。気泡の入ったゆるやかな感じが涼しげで良い感じです。
星耕硝子 ピッチャー 8.7cm×16cm(口先から取っ手まで)
H17.5cm 6300円

花器としてお使いしても素敵です



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星耕硝子さんの器

2011年7月3日日曜日

仕草さんの草木染のてぬぐい

長野県で草木染めの手ぬぐいを作られている仕草さんの手ぬぐいをいくつかご紹介します。

手ぬぐいはゆかた等と同じように注染という染料をさらしの上からやかんで注いで染め上げる方法で染色しています。注染で染めると柄と柄の境がにじんでぼやけてそれが風合いになります。また生地の両面が染め上がるので裏表がなくお使いできます。今はいろいろな手ぬぐいがありますが裏が白いものは注染ではない方法で染めています。

仕草さんは注染で化学染料ではなく藍や茜などの植物からの染料を使って染めています。何ともいえない自然な優しい風合いがあり使っていて愛着の湧いてくる手ぬぐいです。お洗濯は水かぬるま湯であまり洗剤を使わずに手で洗っていただいていると徐々に色が抜けてきてまたいい感じになっていきます。


そよよ(たまねぎ・インド茜で染めています) 1,500円

猫JAM(インド茜・スオウで染めています) 1,500円

松(たまねぎで染めています) 1,500円

やまぶき(藍で染めています) 1,500円
こちらからご購入もできます
仕草さんのてぬぐい

2011年6月30日木曜日

辻和金網さんのふた付干しかご

京都の金網専門店の辻和金網さんのふた付干しかごです。この道具は何に使うのかというと野菜やお肉、お魚などを干すための道具です。
 
一度干してから料理すると適度に水分が抜け旨みが凝縮されてそのまま食べるのとまた違ったおいしさです。しいたけや大根や人参の皮、プチトマト、鳥のささ身やお魚を2枚や3枚におろしたものなど・・・ 

ただどのように干すかというと皆さんネットでカバーをして虫除けされていると思いますが、このかごはステンレスで出来ており衛生的でなおかつとても便利です。

上から吊るすこともできますし蓋もついています。さらに中段も別売りであり倍の量干すことができます。庭やベランダに吊るしておいても見た目もきれいですし安心です。また風にあおられないのも助かります。

ふた付き干しかご大 9720円
36cm×27cm H10.5cm


中段は別売り(2160円)ですがあると倍干すことができます


左が小、右が大です

下の写真は大サイズになります。大は小に比べてかなり大きいですが一度にたくさん干したい方にはオススメです!
大サイズです、買ってきたキノコ類を保存がてら干してます
キャベツを鍋の前にさっと干しています
軽く水分を取る際は重なっても気にしていません

鍋前のキャベツは3時間ほど干しています
キノコは買ってきたらそのまま冷蔵庫に入れずに上の写真のように保存がてら干しています。
少し水分が抜けるだけで、味が濃くなり適度な歯ごたえが出てきます。

キャベツや白菜も鍋の前に軽く干しています。味が濃くなりそのまま使うより個人的には美味しいと感じます。重なっていますがセミドライやドライにするわけではないので気にしていません!
みずみずしい野菜が一番と思っていましたが、水分を抜くだけでまた違った味わいになるとは・・
面白いですね(^^)

こちらからご購入もできます
辻和金網さんの通販サイト(ジパングモダン)

2011年6月27日月曜日

松村英治さんの焼締めの器




今日は常滑で焼締めを作られている松村英治さんの器のご紹介です。焼締めというと釉薬がかかっていないのでお手入れが大変ですよねと良く聞かれますがあまり難しく考えず濡れたら水気をふき取って乾燥させることだけ守っていただければ日常使いにとても良いですよ。

他の器や料理との相性も良く長く使ううちにだんだんしっとりと器に変化が出てきます。松村さんの焼締めは何回かペーパーをかけまた焼いてと繰り返しており軽く表面が滑らかです。焼締めをあまり使ったことのないお客様にもお勧めできる器です。

松村英治 麺鉢 大 3800円
たっぷりとした大きさでとても使いやすいです

松村英治 そばちょこ 2000円
飲み物だけでなくお惣菜を入れても様になります

こちらからご購入もできます
松村さん器

2011年6月19日日曜日

辻和金網さんの丸網足付

辻和金網さんの丸網ですが個人的に一番重宝しているのがおひつの鍋敷きとしてです。
おひつはご飯を入れ立ての際はどうしても底が汗をかいてしまいます。その折にこの丸網足付低の小サイズなのですが、これを使うと底からも熱を逃がしてくれて汗もかかずご飯も短時間で冷めて一石二鳥なのです!これは本当に欠かせないアイテムとなっております。
おひつの汗の件で悩んでいるお客様はぜひお試し下さい。

またお鍋にお水を入れてセットして蒸し器代わりに使うととても便利です。少しだけ野菜など蒸したいときに大きい蒸し器を出すのが面倒です。そんなときに重宝します。

また網なのでその他にもお皿にセットしてフライやかき揚を盛ってそのままテーブルに出したり、パンやケーキを焼いた後冷ますときの網としてお使いしても便利だと思います。
低いタイプは脚の高さ3cmですが少し野菜を蒸したりするのには十分な高さです。根菜類など蒸す際は5cmの高いタイプも重宝です。高さの分だけ水を下に入れることができます。

おひつの下にはいつもこの網があります

おひつは24cmの直径で大きめですが
丸網(低)小サイズで十分足ります
上から丸網足付(低)の小、中、大になります

このようにセットして網の上に野菜をのせて蒸します

 
こちらからご購入もできます


2011年6月14日火曜日

伊東正明さんのみかん灰の器

伊東さんは湯河原で地元のみかん畑から出たみかんの木の枝などを灰にして釉薬に使っています。素朴で温かみのある風合いですが洗練されている雰囲気がとても気に入っています。

また実際にお料理を盛るととてもおいしそうに感じる使い易い器です。
つい毎日使ってしまうそんな普段使いのお品物です。

伊東さんはご自分の器作りをきちんと言葉で表現できる方です。それはとても難しいことだと思います。いつも的確にそれぞれの器を作った理由や用途、また前回は良くなかった部分をこのように修正したなど、本当に細かいことまで教えてくれます。

そのことが伊東さんの器の使いやすさにつながっているのだと思います。
ぜひいちどお使いしてみてください!
伊東正明 うすあかり鉢
こちらはみかん灰に竹の灰が少し混ざっています
底の釉薬のたまりが少しグリーンがかっていてきれいです
竹の灰がはいることによってこの色が生まれます

伊東正明 氷雪ポット
とても可愛らしいポットです
紅茶やほうじ茶などが似合います

茶漉し部分がオープンなのでお手入れが楽です
こちらからご購入もできます
伊東正明さんの器




2011年6月8日水曜日

岩手のホウノキの木杓子

少し懐かしい雰囲気のする木杓子です。

岩手でホウノキを使って作っていただいています。農閑期に地元のご年配の方に制作いただいておりますが、若い頃から習慣のように作っていたので改めて杓子が若い方にご購入いただくことにびっくりされていますが、とても喜んでいらっしゃいます。

浅いのでお玉という使い方ではないのですが、煮物の取り分けやお鍋を取る時の杓子、小さいサイズはレンゲ代わりにもお使いいただけます。
白木のままなので使っている内にだんだんと色も濃く変化していきます。

一度使うと愛着のわく金属とはまた異なる優しい杓子です。

現在在庫がございませんが、また入荷しましたらインスタグラムサイトでお知らせさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。


こちらは8年ほど使用しています
シミなどもなじんで扱いやすくなっています
左から大中小になります
中は比較的新しい物です
小を一番多く使用しているので色合いが濃くなっています

大 直径9~9.5cm×28.5cm
中 直径7~8cm×26.8cm
小 直径6.8~7.2cm×24.2cm
 

2011年6月2日木曜日

辻和金網さんの手付焼網

京都の辻和金網さんの手付焼網のご紹介です。
パンを焼く方がやはり圧倒的ですが、お餅もとても美味しいのです。下の写真のような手順で焼いています。
 
網を温めてお餅をのせて片面を焼きます。返した後アルミ箔をかぶせて反対面を焼きます。
その後そのまましばらくしますとふわっとお餅がふくらんできます。
 
香ばしさとしっとり感が残りとても美味しいです。トースターで焼くより水分が残りもちもちしています。その他オススメは油揚げです、焦げ目が香ばしく焼いた後少しお醤油をかけていただきます!
下の焼網受が少し油っぽくなりますが、使用後にお湯と石けんや洗剤で水洗いすればすっきりします。それがステンレスの良いところだと思います。
 
辻和金網手付焼網

網は1分ほど十分に温めてください

片面をそのまま焼いて返したところです

アルミ箔をかぶせます

ふっくらしてきたらアルミ箔をはがしていただきます
もちろんパンもかりっと焼き上がり美味しいです

このように冷めた揚げ物などをアルミ箔でくるんで温め直しも
レンジで温め直すより時間はかかりますが
べたっとせず美味しいです、お試し下さい!

よく生魚を焼いても大丈夫ですかとご質問をうけますが、焼くことはもちろん可能です。ただしガス台がかなり汚れてはしまいます。それだけが難点です・・干物はそれほど汚れずに焼くことができます。でも焼いている方は美味しいですよとおっしゃってます(^^)

こちらからご購入いただけます
辻和金網さんの通販サイト(ジパングモダン)




サイトのリニューアルを行ないました

いつもご愛顧いただきまして、まことにありがとうございます。 2019年6月6日にサイトのリニューアルを行ないました。 https://www.z-modern.com 買い物かごなども一新し今までとはデザインが変わっております。ブログもサイト内にございますので、今...