2012年3月11日日曜日

東北の手仕事の台所道具

震災からちょうど一年が経ち今日は様々な思いが交錯する一日だと思います。

東北には昔から農作業がお休みの冬に行う手仕事の道具作りが行われており今も年配の方中心にその作業がこつこつと行われています。少しご紹介しますね。

岩手ホウノ木を使った木杓子です
大900円 中800円 小700円
白木仕上げで素朴な杓子です
煮物をすくったり煮豆を煮るときに便利です

会津のまたたびの米とぎざるです 5250円
竹などに比べ吸水性がよく繊維が柔らかいため
お米とぎに適しています

岩手のスズ竹の弁当かごです 大4725円 小4200円
おにぎりやサンドイッチを入れたり小物入れやお裁縫かご
にお使いしても・・・ とても可愛らしいです

実際に作られている方に接すると皆さん素朴で作られている品物がどれくらい丁寧でよいものかあまり認識することなく当たり前のように製作されています。世の中の金額ありきの物づくりからは遠い世界の生活に密着した手仕事の世界なんだなと驚いたことが数多くあります。

良い物を良心的な価格で作っていただける方たちを応援できればうれしいですし、使い手としてこのように良い物が継続して手に入れることができればと思います。

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ジパングモダン

2012年3月8日木曜日

角皿

食卓に手持ちのお皿を使ってお料理を並べると単調になってしまうことがよくあると思います。そんな時は角皿をひとつ加えるとなんとなく様になってきます。また丸皿に比べて盛付けが楽です。あまり考えることなく端からのせていけばかっこよく盛付けができます。

角皿はよく重ねられないからなどとおっしゃるお客様が多いですが使ってみるとそんなことないと感じられるのではと思います。私も角皿が多いのですが収納に困ると感じたことはあまりないです。
下の写真のような感じで重ねて棚に置いています。


また角皿は取り皿に使っていただくと何種類かのおかずを取ることができて便利です。丸いお皿だけでなく角皿もうまく使っていただくとまた器を使うのが楽しくなると思います。


長角皿は丸いお皿に比べて盛付けが楽ですよ

中川雅佳 金釉長角皿 3600円
十河隆史 白釉鮎皿 3150円
お魚の切り身を盛ったりケーキと果物を一緒にのせたりと・・
谷井直人 白×銀角皿 3200円
銀彩の華やかな角皿です 中央でお使いするとかっこいいです



適度にたわんでいるのでお料理が盛りやすいです

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ジパングモダン

2012年3月2日金曜日

松村英治さんの器が入荷しました

常滑の松村英治さんの器が入荷しました。今回は焼き締めの角皿と5寸サイズの取り鉢です。

角皿はとても渋い器ですがお料理を盛りつけるととても様になります。和風のものはもちろんパスタやサラダなどもよく似合います。

5寸の取り鉢は使いまわしのきく大きさなので家族分あるととても便利です。深さも深すぎないのでデザートや洋風のお惣菜など盛っても器がシンプルなのでしっくりきます。

松村さんの焼き締めは何度か焼いてペーパーをかけて仕上げているので表面が滑らかで一般的な焼き締めよりも吸水性が少ないですが使い始める前に一晩浸水させてから水気をふき取りよく乾かしてからお使いすると良いですよ。

松村英治 5寸取鉢 2500円
松村英治 角皿 4500円

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松村さん器


2012年2月29日水曜日

カレー皿

カレーを食べるときに使うお皿というと意外と平たい洋皿をお使いしている方が多いような気がします。ただ底が平たいお皿ですとカレーを盛ったときに広がってしまうのが難点です。

今回は少し底が丸くて深さのあるお皿でカレーのほかにも使いまわしのできそうなものをご紹介します。カレー皿といって作家さんがお作りしているものもありますが、ご購入されたお客様がカレーを食べるのにちょうど良かったとお伺いしたものもあります。

どの器も使い回しのきく大きさなので家族分ご用意しておくと便利です。

荒賀文成 粉引馬たらい鉢


松村英治 焼締7寸皿

長谷川風子 アメ釉7寸皿

伊藤丈浩 スリップウェアカレー皿 5600円
この形は本格カレーにみえます!(簡単なルーを使ったカレーです・・)

和田義弘(鶴見窯) 小石原焼7寸カレー皿
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ジパングモダン

2012年2月2日木曜日

谷井直人さんの器が入荷しました

信楽で作陶されている谷井直人さんの器が入荷しました。渋い雰囲気の個性的な器ですが使いやすいサイズや形で和風にも洋風にもいろいろと使い回しがききます。

周りが黒く内側が白い器と銀彩の施された器の二種類です。銀彩の器は華やかな器なのでお料理を盛っていただくとテーブルが明るくなります。お祝いの席などにお使いすると良いと思います。

銀は色味が変化していきます。渋く落ち着いた雰囲気になります、個人的にはその風合いが好きです。ただ最初の光沢のある明るさに戻したい場合はシルバー磨き剤(ピカールなど)でお手入れして下さい。

また銀の器は酸味や油分の強いお総菜はなるべく避けて下さい、変色の原因になる場合がございます。どうしても盛り付けたい場合はレタスなどを敷いて工夫していただくとだいぶ違います、お試ししてみて下さい!レンジ・オーブン・食洗機の使用もお控え下さい。

谷井直人 白×黒取り鉢

谷井直人 白×黒カップ


谷井直人 白×銀丸皿
冷しゃぶサラダを盛り付けて、銀が明るく見せてくれます


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谷井さん器

2011年12月22日木曜日

松村英治さん十河隆史さんの器が入荷です

松村英治さんと十河隆史さんの器が入荷しました。

松村さんは定番の焼き締めのお皿と一緒に織部の鉢が入荷しています。織部でも少し深みのある色味で渋い松村さんらしい雰囲気の器です。煮物などあまり気取らずにお鍋からざっと移して盛ってみたいそんな感じの器です。

十河さんは白釉の角皿などと一緒にぬか白釉という薄いグレーの落ち着いたお皿と鉢が入荷しています。ぬか白釉の器はつややかでとても落ち着いた色味です。大きさも適度で使いやすいと思います。

定番のものと一緒に使っていただければ幸いです。

松村英治 焼き締め8寸皿
こちらは7寸タイプです、筑前煮などの和のお総菜との相性は抜群です

松村英治 緑釉7寸片口鉢

十河隆史 白釉長角皿

十河隆史 ぬか白釉シチュー鉢(大)
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松村英治さんの通販サイト(ジパングモダン)
十河隆史さんの通販サイト(ジパングモダン)

2011年12月16日金曜日

甲斐のぶおさんの竹のフォーク

甲斐のぶおさんは大分県で地元の竹を使ってカトラリーを作られています。以前にスプーンのご紹介をしましたがフォークも作られています。

竹のフォークというと金属に比べてきちんと機能性があるのか聞かれますが先端も細く強度もあり金属のものに比べても遜色ありません。

食事用の大きなものとデザートにお使いできる少し小さなものと和菓子や果物に気軽にお使いできる小さなものがあります。どれも口当たりがよく金属に比べて温かみがあります。

当店では無塗装のものをお取り扱いしています。ウレタン塗装のものに比べて温かみがあり素朴な竹の自然な色味です。ウレタン塗装は扱いやすくなりますがどうしても使っているうちに剥げてしまいます。口に入れるものなのでできるだけ自然なものと思い無塗装のものでお願いしています。

ただどうしてもカレーなどの色素の濃いものは若干お色味がついてしまいます。それが自然なことなのですが気になるようでしたらご遠慮ください。いろいろ使ってみましたがカレーが色が残りましたが他のものはほとんど影響はありませんでした。

上からフォークTFO 1407円
デザートフォークDF-1 882円
フォーク魚 小 210円
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甲斐のぶおさんのカトラリー

2011年11月25日金曜日

荒賀文成さんの器が入荷しました

荒賀文成さんの粉引の器が入荷しました。最初は色合いが気に入って購入されるお客様が多いのですが、その後使いやすくてあと少し買い足したいとおっしゃる方が多い器です。

大きさなどが丁度よくお料理が映えます。使い始めは一晩お水につけてからお使いするか、お米のとぎ汁でことこと20分程煮てからお使いするかどちらかの前処理をしていただくと良いと思います。

陶器は急激な温度の変化に弱いものなので、とぎ汁は冷たい状態で器を入れていただき最初から弱火で煮てください。
煮終わったらそのまま鍋に入れた状態で冷ましていただきその後水洗いしてください。


荒賀文成 馬たらい鉢 3600円

荒賀文成 7寸パスタリム皿 3600円


荒賀文成 そばちょこ 1600円
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荒賀文成さんの器

2011年10月26日水曜日

土楽窯さんの鍋など入荷しました

欠品していた土楽窯さんのアメ釉洋風片手鍋が入荷しました。これからの季節に出番が多くなりそうな使いやすい大きさの土鍋です。普通の金属の鍋と同じようにスープや煮込み料理などにお使いください。

今回一緒にアメ釉の土瓶も入荷しています。お湯を沸かしたり、大き目の急須代わりにお使いしても便利な大きさです。

アメ釉洋風片手鍋(左) 8400円
アメ釉口付洋風片手鍋(右) 6825円
アメ釉土瓶 6300円
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土楽窯さんの道具

2011年10月5日水曜日

伊藤丈浩さんのスリップウェア

益子の伊藤丈浩さんのスリップウェアが入荷しました。厚手で普段使いにとても良い器です。
 
スリップウェアとは下地の釉薬を施した上に、異なる色の釉薬をスポイトで垂らし模様を描いていく手法です。イギリスから濱田庄司さんがスリップウェアを日本に伝導することによって、現在各地でスリップウェアが制作されています。特に益子は濱田さんが生活されていたこともあり、大きな影響を受けた土地です。
 
伊藤さんは益子の地でオリジナリティ溢れるスリップウェアを制作されています。個性的なデザインはもちろんですが、器として丈夫でしっかりした安心感のあるものです。
レンジやオーブンの使用も可能ですので、忙しい毎日にも最適です。お使いに当たっての注意点ですが、裏面の釉薬のかかっていない部分を良く乾燥させてから閉まって下さい。乾燥が不十分のまま閉まってしまいますとカビの原因になります、ご注意下さい。

個性的な柄ですがお料理を盛っていただくととても馴染みがよく和洋問わずいろいろ使いまわしのきくお皿たちです。ぜひ一度お試し下さい。

角鉢 中 とても使いやすい大きさで
毎日のように使ってしまいます

カレー皿 カレーはもちろんパスタや炒め物、サラダなど様になります
カレーの盛り付けが楽です

豆角鉢 すべて柄が異なります ジャムや薬味に丁度よい大きさです



ちょっとしたお惣菜にもぴったりです

1~2人分のお惣菜を盛ることができます

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伊藤丈浩さんの器

2011年9月5日月曜日

土楽窯さんの洋風片手鍋

三重県の窯元・土楽窯さんのアメ釉の洋風片手鍋です。土鍋ですがモダンでとてもすっきりした形のおしゃれなお鍋です。使い勝手もよく調理してそのまま食卓に出しても見栄えのする鍋です。

どうしても鍋は金属のものが多くなってしまいますが、土鍋で作ったお料理はとてもおいしく、表現しにくいのですがやわらかい味に仕上がります。特に煮込み料理などには最適です。またお味噌汁などを土鍋で作ると味にとげとげしさがなく優しい味になります。

土楽窯さんの土鍋は伊賀の熱に強い天然の土をそのまま使用しています。そのため熱を加えると、底にヒビが入ります。そのヒビの部分におかゆを炊くことによってデンプンが入り込み強い鍋になっていきます。最初はおかゆなどのデンプン質の多い、あまり味の濃くない料理を作りながら底を固めていただくと良いと思います。その後お味噌汁やスープなどの味の濃いものに移行してください。お客様が丁寧に育てていくそんな鍋です。

一般的なことになりますが、土鍋は急な温度の変化には弱いです。急に強火で温めたり、使い終わった直後に水にさらしたりはお控えください。割れなどの原因になります。

ご不明な点ございましたらお気軽にお問い合わせください。


アメ釉口付洋風片手鍋 直径14.5cm H15cm
小ぶりな片手鍋です お味噌汁やスープなどに丁度よい大きさです
アメ釉口付洋風片手鍋 味噌汁をこの鍋で作るととてもおいしいです
大体4人分くらいの容量です
このように底にヒビが入っても問題ありません
このヒビがあるからこそ煮えやすくなります



アメ釉口付洋風片手鍋は口が開いています
こちらからご購入いただけます
土楽窯の通販サイト(ジパングモダン)

サイトのリニューアルを行ないました

いつもご愛顧いただきまして、まことにありがとうございます。 2019年6月6日にサイトのリニューアルを行ないました。 https://www.z-modern.com 買い物かごなども一新し今までとはデザインが変わっております。ブログもサイト内にございますので、今...