秋も深まりすっかり冬の気配が感じられるようになりました。落ち葉もかさかさと心地よい音色を奏でています。
先日入荷しました松村英治さんの器はそんな季節によく似合います。釉薬という装飾のない土そのものの表面は、触っていただくとほんのりとした温かさを感じます。よく自然に近い物はじんわりとした温かさがあると聞きます。
また表面を何度も磨いては焼いて頂くことによって、表面は滑らかな仕上げです。そのためフキンで拭いたときも引っかかりがない扱いやすい焼締です。
極力重くならないように制作してくださっているため、見た目よりも軽い器です。軽く作るのは、強度や見た目のバランスをとるのが難しく、手間暇がかかります。
ただ重い器はだんだんと使われなくなってしまうという松村さんの考えから、工夫を重ねて今のような器にたどり着きました。
焼締は扱いにくいからなという先入観なしにお気軽に使って頂ける器です。
お使いはじめは数時間水につけてから、水洗いしフキンで水気を拭き取り良く乾かしてください。
その後はそのままお使いしても差し支えありませんが、油分の多いお総菜を盛り付ける際はさっと水にくぐらしてからフキンで水気を軽く拭き取り、盛り付けていただくとシミができにくいです。またレタスや懐紙などを敷いてのせていただいても同様です。
ただシミはだんだんとついていきます。焼締はそのシミが長い時間をかけてゆっくりとなじんでいくナチュラルな器です。反対に釉薬がかかっていてシミができてしまうと気になってしまいますが、焼締はシミも自分の中にうまく取り込んでいく不思議な器です。
あまり気にせずにおおらかな気持ちでお使いいただければ、ご自分だけの器に育っていくように感じます。
ぜひ一度松村英治さんの焼締の器、お使いしてみてください!お料理を選ばないシンプルさは力強い味方になってくれます。
7寸皿に盛り付けて・・2~3人分の煮物などに |
こちらも7寸皿です |
同じく7寸皿に、一人分のメイン料理に重宝です |
7寸皿と取り皿サイズの5寸皿 |
5寸皿にカステラを・・ |
こちらも5寸皿に・・甘い物も良く合います ぬか漬けなどにも・・ |
8寸リム皿です 焼いたパンもべたっとしません 焼締の器は水分を適度に吸収してくれます |
ご飯を下に盛り付けるとシミもできにくいです ただ焼締はシミは気にせずお使いいただくと なじんで味わい深く育っていきます |
このように揚げ物は葉物を敷いた上に 盛り付けていただくとシミになりにくいです |
以前の8寸リム皿です 大きさは変わりませんがリムの幅が狭く深さもあります。 今のものはフラットに近い形です。 |
こちらからご購入頂けます
松村英治さんの通販サイト(ジパングモダン)